February 14, 2010

Curry UpとJohn Lurie

週末はぶらりと東京へ
目的は例の如く決めてなかったんですが、まずは噂のCurry Up

メニューを見てまずはラッシーを押さえ

定番らしいバターチキンカレーとコンビネーションでやさいカレーをオーダー

美味い。ありそうでなかった美味さ。

ルーのシャビシャビ感も自分的にはちょうど良くて、辛さも程よい感じ。本格派過ぎず、和カレー過ぎずなバランスが絶妙でした。店内に流れていたレゲエ(Bob MarleyからBeatlesのレゲエver.など)も余りにも選曲が良かったので、店員さんにCDを譲ってもらえないか聞いてみましたが、やっぱり駄目でした...
って話はともかく、Take Outもできるそうなので、原宿にお立ち寄りの際はチェックしてみてはいかがでしょうか?

CURRY UP
東京都神宮前2-35-9
03-5775-5446
年中無休
11:30〜21:00


そして、カレー後はCurry Upから程近いワタリウム美術館へ。Jim Jarmusch映画ではお馴染みのJohn Lurieのドローイング展"You Are Here"

僕達が普段疑問に思わない常識と彼は闘っている。言葉では表現できない自由がそこにはある。興味がある方は自分の目で確かめてください。

John Lurie

1952年ミネアポリス生まれ。
1979年にザ・ラウンジ・リザーズ結成。
ニューヨークに出てサックス奏者として音楽活動を始める。
独特のサウンドで、アバンギャルド・ミュージックシーンに不動の地位を築いた。

俳優としても才能を発揮。
ジム・ジャームッシュ、ヴィム・ヴェンダース、マーティン・スコセッシ、デビッド・リンチ…など個性派監督の作品で存在感ある演技を残す。

主なディスコグラフィー
『ザ・ラウンジリザーズ』
『ビッグ・ハート』
『ノー・ペイン・フォーケークス』
『ボイス・オブ・チャンク』
『ライブ・イン・ベルリン 1991』

主なサウンドトラック
『ストレンジャーザン・パラダイス』
『ダイン・バイ・ロー』
『ミステリー・トレイン』
『ゲット・ショーティ』
『のら猫の日記』
『Fishing With John』

主な出演作
『ストレンジャーザンパラダイス』、『ダウン・バイ・ロー』(ジム・ジャームッシュ監督)
『パリ・テキサス』(ヴィム・ヴェンダース監督)
『最後の誘惑』(マーティン・スコセッシ監督)
『ワイルド・アット・ハート』(デビッド・リンチ監督)


『お前、俺のこと元気だと思ってるだろう?2、3年前は本当に死にそうで、今でもたまに意識が空中をフワフワ浮いてしまうんだ。』
2009年1月6日、マンハッタン、ソーホーの外れのスタジオでの会話だ。2年ほど前に出版された作品集を見てからジョン・ルーリーの絵に魅了され、半年間彼とメールのやりとりをした。結局、もっと本物の作品を見たくてNYに飛んだ。

ジョン・ルーリーといえば、1984年のジム・ジャームッシュ監督の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』で俳優として圧倒的な存在感を示し、私の周りでは『誰だ、こいつは?』という噂が一気に広まった。その直後に、本人が呼ぶところのフェイク・ジャズ・バンド「ラウンジ・リザーズ」も来日し、一部の熱狂的なファンを得るにはさほど時間がかからなかった。そういえば当時青山で行われたライブのあと、取り巻きたちを引き連れたルーリーが深夜の暗闇に消えていったのを思い出した。

私にとって彼の絵は、その音楽や俳優といった表現を遥かに凌ぐ衝撃だった。難病を患ったあとの彼は、音楽も俳優活動も中止し、一人で好きな時に出来る絵を描くことが唯一残された表現方法になった。発表はしなかったが、80年代から、ジャン・ミッシェル・バスキアなどと一緒に描いていたというだけあって、その構図や技法は信頼できるものだ。
 
ルーリーの絵からは、伝統的な風景画のようなものであろうと、夢の中のワンシーンであろうと、いつも視点に、ジョン・ルーリー自身を強く感じることができる。日常の出来事が私たち人間に対してではなく、空に存在している何者かに向けて、絵日記のように描かれている。そこに戦略的な意図は、全く感じられない。ルーリーのネジ曲がったり、絡まった意識や思考でさえも、そのままストレートに私の心の中に入ってくる。

そんな彼の絵を見ていると、何故かつらいことや不条理なことが多い世の中だけど、きっといつの日にか、お金や名声、政治や経済、環境問題といった視点ではない不思議な風景や事柄に出会えると信じてみたくなる。

和多利浩一 (ワタリウム美術館)


ジョンが楽器を置く事になったと聞いた時
もうあの彼独特の世界が聴けなくなった事に途方にくれた。
しばらくして、彼が楽器の変わりに本格的に絵筆を持ったと知った。
以前、NYのスタジオで何気なく描いたジョンの落書きを見たことはあったが
2000年の初めにきちんとした形でジョンの描く作品を見た時
そこにはアーティストとして表現方法は変わったが
彼が奏でる旋律と同じように
自由な無邪気さと混沌と美しさがあった。
思わず涙が出そうになった。
ジョンの描く世界には感動がある。

永瀬正敏(俳優)

The Author

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