January 05, 2012

2011 best disc

S.L.A.C.K./我時想う愛
フィッシュマンズ。Nas。スケボー。吉田拓郎。Stones Throw。ハナレグミ。Neptunes。Madlib。Jay Dee...S.L.A.C.K.独特の気怠いラップから様々な要素がうかがえる。相変わらずチープだが確かなビート。時に囁き、時に呟く様な「適当」な音像が醸す空気から見えてくる風景は東京の陰。そう、S.L.A.C.K.の音楽はリアルだ。一部のアイドルと韓流グループで形成されるメインストリームにも穿ってアメリカナイズされた日本語ラップにもないリアルだ。

また、余談だが3.11直後に実兄のPUNPEE、仙人掌、TAMUと制作した楽曲「But This is Way」をYou Tubeにアップしたアクションは素晴らしかった。


PUNPEEのリリック

これは売名行為だ 少し有名だからできるような売名行為だ 俺らを好きなちょっと不安な人たちが 少し元気になるような売名行為だ

は当時の状況、本質を確実に突いていたと思います。



James Blake/James Blake


余りにも多くの人がフェイバリットに挙げたアルバムだと思いますが、ビートとかヴォーカルとかいう概念が全く溶けてしまった世界観はやはり衝撃的でした。聴けば聴くほど良い。ライブも行きたかったです。


Beastie Boys/Hot Sauce Comittie Part 2


発売前に音源をリークされた「報復」としてsoundcloudで音源を無料解放した事でも話題になった作品。残念ながら音源のリークは今後も防ぎ様が無いと思うので、どう切り返すか?の方が大事なのかもしれません。RADIOHEADが「In Raibows」で実践した様な方法もありだと思いますし、ある種の諦めがカギかと。てゆーか、こういう状況だとレコード会社も出版社も存在価値がほとんどなくなってきましたね。話が飛躍しすぎるので特に書きませんが、本当そう思います。アルバム自体はWaltzの牧さんが言っていた様に「Check Your Head」を思わせる空気感。流石の出来でした。



そんな感じで振り返ってみたものの去年はあまり音楽を聴いていなかったと思います。前職時代は通勤が長かったのでiPod touchが欠かせませんでしたが、今はiPod touchも行方不明...
また、MixcloudやSoundCloudなどで聴ける無料音源に素晴らしいモノが多く、時代の変化を感じました。CDやレコードに充てる購入資金が無かった事もあり、必然的にお世話になった事もありますが、それを踏まえずとも良い作品が本当に多い。取材でもお世話になったSampling-Loveさんdiggin' in th cloudなどをチェックして、そこで見つけた作品を良く聴きましたね。特に下のPUNPEEのmixはよく聴きました。




今年も相変わらず音楽にお世話になると思いますが、どんな作品が出てくるのか本当に楽しみですね。

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