July 28, 2011

owari no kisetsu

僕が初めてレイハラカミを聴いたのは"lust"というアルバムだった。たぶん大学3年の時だったと思う。


当時の僕は遅ればせながらradioheadにハマっていて(Hail To The Thiefを特によく聴いていた)、そのルーツやエレクトロにかと称される周辺の音楽を漁っていた。具体的にはBoards of canadaやAutechreなどを聴く延長で、松本パルコのCDショップの同じ視聴コーナーにあったレイハラカミに興味を持つ様になった。

レイハラカミの作品は正直なところ"lust"しか持っていないので、他の作品はよく知らないが、"lust"を初めて聴いた時、音を聴くと同時にどこか懐かしい風景が見える感じと暗さ。静的な躍動感がしっくりきたのを覚えている。たしかライナーノーツには、チープな機材しか使用していないが、そこから驚異的なクリエイティビティで、金を積んでもできない素晴らしい作品に昇華させていること。また、「宅録」という彼のスタイルがクローズアップされていた気がする。



この細野晴臣の楽曲をカバーした作品も機械的でありながら暖かみを感じさせるトラックが美しい。また、カバー曲にこの曲をセレクトしたセンスも面白いと思った。



原曲との違いを改めて聴き比べると、彼が原曲の良さを残しつつ、全く違う楽曲として進化させていた事がうかがえる。


イルリメや矢野顕子、最近ではorigami production関連と素晴らしい作品を産み出していて、いつかライブも行きたいなと思っていた矢先の出来事だったので、残念としか言いようがない。やはり、思ったら行動しておかないと、次は無いかもしれない事が再認識できてしまった。


今頃は 終わりの季節
つぶやく言葉はさようなら


R.I.P.

The Author

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit. Morbi eu sem ultrices, porttitor mi eu, euismod ante. Maecenas vitae velit dignissim velit rutrum gravida sit amet eget risus. Donec sit amet mollis nisi, nec commodo est.