
フットサルの情報誌 "Pivo!"を買ってみたら懐かしい顔が載っていた。
僕が大学時代長野にいた時、たまにフットサルを教えていただいていた柄沢サン。
日本人で初めてブラジルにフットサルのコーチ留学をしたパイオニア。
フットサルの黎明期も知り、BANFF(現名古屋オーシャンズ)の監督として全日本選手権した実績もある素晴らしい指導者。
ちょうど僕が長野にいた時は柄沢サンも地元長野を盛り上げたいということで長野に帰ってみえていて、僕は違うチームだったけど知り合いのツテで練習や試合に混ぜてもらったり、よく大会の後でタンタン麺を食べながらブラジル時代の話をよく聞かせてもらっていた。
僕が全くテクニックが無いにも関わらずフットサルが何とかできているのは柄沢サンにプレーの優先順位や状況判断について指導を受けた事があり、技術でも体力でも無く「頭」を使ってプレーできるようになった事がかなり大きい。
また、プレー面だけじゃなく試合会場で会ったらみんなに挨拶しに回って、握手して、話をする。そして知り合った人の名前をよく覚えている。そんな柄沢サンのところに自然と集まる様を見て、一人の人間としても多くを学んだ。
Pivo!の記事によると柄沢サンは高校を卒業したばかりの教え子3人と大学生の甥っ子の計4人の選手を連れてブラジルはCascavelに半年間の武者修行に出ているらしく、相変わらずクレイジーで先に走っているなと思った。
僕もそこまで詳しい方じゃないけど日本のフットサルはあまり若手が育っていないので、そうして逆輸入で成長した選手が日本に帰ってきたり、若い選手が外に出て行くのが普通になってきたら面白くなるのは間違いない。
世間体という余りにもくだらない観点で柄沢サンを見れば、ちゃんとした仕事につくでもなく金ができたらブラジルに出て行く中年親父かもしれないけど、僕は柄沢サンのある意味日本のフットサルへの与党精神とも言える行動、理念は共感できるし、尊敬している。
そういう人のところに人だけじゃなく金も集まって、世の中も面白くなる...みたいになるのは難しいかもしれないけど、昔冗談で「僕が金持ちになって柄沢サンのチームのスポンサーをしますよ」みたいな事を言った記憶があるので、将来的に何かサポートできたらと思います。
って人の心配より自分はどうなの?って話かもしれないけど。
178dias *** 柄沢サンが日本人として初めてブラジルでコーチ修行した時にCascavelに滞在した日数(178dias=178days)