May 07, 2012

MCA

僕が「ヒップホップ」が何たるかもわかっていなかった中学3年の頃、スケボーキングのSHIGEO氏が深夜テレビに出ていて「ビースティ・ボーイズのスタイルに影響を受けている」といった趣旨の発言をしていた。なんとなく気になっていたスケボーキングを解剖してみたかったし、あまりにもヒップホップ、ラップについて知らなさすぎたので、とりあえずベストアルバムをその翌日に買った記憶がある。

Beastie Boys / Anthology The Sound Of Science




結果的にその3枚組のアルバムは、僕が最も熱心に聴いたヒップホップのアルバムになった。厳密に言うとバンド時代の曲も多く含まれていて、これをヒップホップだと言うと抵抗がある人もいるだろうが、僕の既成概念を壊したという点で僕の中では最もヒップホップなアルバムということにしている。

Hello Nasty(1998年発表)の時点では、僕は全くCDを買っていなかったので、To The 5 Boroughs(2004年発表)以降がリアルタイムになり、ビースティに目覚めるのは少し遅かったかもしれない。

ただ、ビースティが提示した、ファッション、政治的なアティチュード、カルチャーとしてのヒップホップに大きく影響を受けた。

今でも80'sのCAMPUSをよく履いているのは彼達への憧れに他ならない。

昨年発表されたアルバムも素晴らしかったので、3人の姿が見られないのは本当に寂しいが、僕はこれからもCAMPUSを履き続けるだろうと思います。

MCAありがとう。
心よりご冥福をお祈りします。




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